株式会社ハイマックス

獲得が厳しいエンジニア職で、1名を採用。ダイレクトリクルーティングの可能性を見出す

Eight Career Designで成果が得られたという成功体験は当社にとって非常に大きく、今後の採用計画を立てていく上で、一つの転換点になると思います。

株式会社ハイマックス
目的
  • 30代手前から40代の即戦力となる中堅エンジニアの採用
課題
  • 近年特にエンジニアの獲得競争が激化
  • 大手と同様の採用手法では、競争に勝てない
効果
  • 30代後半のエンジニアを1名採用
  • 転職活動を一切やっていない潜在層に出会えた

株式会社ハイマックスは、近年より困難を極めるエンジニア採用で、競合が少ない新たな採用手段を求めてEight Career Designを導入し、1名の中堅エンジニアの採用に至りました。
ダイレクトリクルーティングの成功が今後の採用戦略に及ぼした影響について、
経営管理本部HRM部マネージャーの鳥居正太様、そして、志賀有希子様、西村未奈様にお話を伺いました。

46年間、無借金経営で黒字経営により成長し続けている。

<お話を伺った方>
経営管理本部 HRM部 マネージャー 鳥居正太様
経営管理本部 HRM部 志賀有希子様
経営管理本部 HRM部 西村未奈様

──はじめに、ハイマックスの会社概要を教えてください。

鳥居様(以下、鳥居):独立系のSIer(システムインテグレーター)として、クライアントからシステム開発を受託し、企画から設計・開発、稼働後のメンテナンスまで行っています。

お客様の7割は金融系で、銀行・証券・保険・クレジットと幅広いです。それ以外にも、官公庁や公共交通機関、航空会社、スーパーやコンビニなどの流通など、社会インフラに関わる領域に広く携わっています。

また、当社はプライム市場に上場しており、メインの取引先は40社弱でありながら、売上は167億円。中には20~30年となるお付き合いのお客様も多くおられます。

2022年で創業47年目を迎えますが、創業以来、無借金、黒字経営を継続し成長し続けています。それが実現できているのは、お客様から大変信頼をいただき、長きにわたってリピートでお仕事をいただいているからだと自負しております。

経営管理本部 HRM部 マネージャー 鳥居正太様

──特にどのような点が大きな信頼につながっているのでしょうか。

鳥居受けた仕事には非常に真摯に向き合い、最後までやり遂げる姿勢が社風となっている点が大きいのかなと思います。

西村様(以下、西村)そもそも無理が大きい仕事は受けない判断をしていますよね。それで、受けたものは堅実に実行するということです。加えて、東京と神奈川のみのお客様とお取り引きするなど、地域に密着していることも信頼につながっているのかもしれません。

ニーズが高まるエンジニア採用。中でも中堅層の採用に苦戦

──採用において、ハイマックスが抱えている課題は何でしょうか。

鳥居事業が継続的に成長しているため、キャリア採用ではエンジニアを中心に1年で15名の採用を目標としておりますが、苦戦しています。

3~4年前は毎年10人前後のペースで採用できていたのですが、ここ1~2年は採用できる兆しがほとんど見えず、厳しい状況ですね。

当社がキャリア採用で求めるのは、30代手前から40代の即戦力となる中堅層。特に30代のエンジニアは、就職時のリーマンショックの影響で母数自体が少なく、おそらく各社ともに一番不足している層なのではないかと思います。

それゆえに、大手企業を含む他社からのニーズも高いため、我々のような中堅どころのSIerは特に苦戦しているのです。

──Eight Career Designの導入を決めた理由を教えてください。

志賀様(以下、志賀)ダイレクトリクルーティングについては、Webの求人媒体に掲載した際にスカウトメールを送ったことがありましたが、反応がなかなか得られませんでした。

それ以来、大手企業と同じようにスカウトメールを送っても勝ち目はないだろうと思い、二の足を踏んでいました。

また、そういった求人媒体には人材紹介会社のエージェントも注目しているので、そういった求人媒体に登録している方には、結局はエージェント経由で出会うことができるだろうと考えたんです。

そんな中、Eight Career Designを知ったのは、採用系のオンラインセミナーに参加したとき。Eightは名刺情報をもとにスカウトを送るため、求人媒体や人材エージェントに登録していない人、まさにEightにしかいない転職潜在層に出会えることに非常に興味を持ちました。

経営管理本部 HRM部 志賀有希子様

鳥居まだサービスが立ち上がったばかりだったので、使っている競合他社も多くないことも魅力でしたね。これまでに競合他社からスカウトメールを受け取る機会が少なければ、我々のスカウトメールにも注目してもらえるのではないかと思ったんです。

導入の決定打となったのは、コストが安いこと。人材紹介で1名採用する以上のコストはかからない想定だったので、仮に結果が出なかったとしても納得できますし、その結果を検証し、ナレッジを積む機会も得られると考えました。

転職活動を一切していない潜在層に出会えた

──実際にEight Career Designを活用してみて、いかがでしたか。

鳥居良かったのは、期待通り、紹介会社に全く登録していない方に出会えたこと。カジュアル面談のみの方も含めて複数人にお会いできましたが、転職活動は一切やっていない方がほとんどだったので、まさに転職潜在層にアプローチすることができました。

実際にスカウトメールから面接に進み、最終的に入社を決めていただいた方も潜在層で、他は一切受けていなかったそうです。Eightでスカウトメールをもらうこと自体も2~3回目のようでした。そういった方から内定承諾をもらえたのは、一番の成功だと思っていますね。

経営管理本部 HRM部 西村未奈様

転職に前向きではない状態から、約5カ月かけて内定承諾へ

── 今回、Eight Career Designから1名の方の内定が決まったとのことですが、その方はどんな経緯でハイマックスに興味を持たれたのでしょうか。

鳥居:最初は、今の会社よりも将来的に経験できる業務の幅が広そうだという印象で、興味を持っていただきました。その後、面談が進む中で、ご本人の興味にぴったり合致したプロジェクトがあり、入社の意思を固めていった印象でしたね。

その人は30代後半で、新卒からずっと1社に勤め、プロジェクトリーダーまで経験しているという経歴を持っていて、まさにどの会社も求めるような経験を積んできていました。実際、社内のどの部署からも「うちの部署に来てほしい」と大人気でしたね。

彼がもし紹介会社に登録していたら、たくさんのオファーがあったでしょう。しかし、本人の転職軸が年収ではなく、自分のキャリアや将来携われる仕事の幅という点で一貫していたので、そこにアプローチできたことが良かったのではないかと感じています。

── 特に、どういったキャリア形成に興味を持たれたのでしょうか。

鳥居:クラウドに興味があり、AWS(Amazon Web Services)なども自分で勉強されていたので、仕事でもそういった案件に携わりたいという思いや、新しいことをどんどん考えて手掛けていきたいという思いをお持ちでした。 先ほど、ご本人の興味にぴったり合致するプロジェクトがあったと話しましたが、それはネット銀行のプロジェクトで、そのお客様もどんどん新しいことを取り入れていこうというスタンス。スピード感が速く、そこに我々も対応していくことが求められるのですが、それが面白そうだと興味を持ってもらうことができました。

── 内定承諾に至るまで、どのように進めていかれたのでしょうか。

鳥居:スカウト開始から内定承諾までに5カ月かけてフォローしました。もともとは良いところがあれば転職を考えるスタンスで、そこまで転職に前向きではなかったため、できるだけ本人のペースに合わせるようにしながら進めていきました。

 また、スカウトの進め方などで迷うことがあれば、都度3人で話し合って決めていきました。ほかにも、カジュアル面談には事業部長にも入ってもらい、具体的な業務内容について話してもらうようにしていましたね。

西村:今回内定承諾に至った方の場合は、鳥居に常に窓口として立ってもらうことで、何かあっても鳥居には話しやすい関係性を築けたことも大きかったと思います。

── 今後の採用活動の展望について教えてください。

鳥居今回Eight Career Designで成果が得られたという成功体験は当社にとって非常に大きく、今後の採用計画を立てていく上で、一つの転換点になると思います。これまでは、エージェントから人材の紹介を待っている“待ちの採用”でしたが、今後はこちらからアプローチしていく“攻めの採用”の可能性も探していきたいと考えています。

※インタビュー内容は、2022年10月24日時点のもの
執筆:三ツ井香菜 撮影:塩川雄也 編集:南野義哉(プレスラボ)

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