株式会社大創産業

企業が求めるキャリアを持った人材と出会える。オープン求人で2名の採用に成功

Eight Career Designなら部署名などの詳細情報まで見てメッセージが送れ、転職意向の有無に限らずアプローチ可能です。求めるキャリアを持った人材と出会える可能性の広さも魅力だと思ったので、導入しました。

株式会社大創産業
目的
  • 組織機能向上のためのメンバー強化
  • 商品企画担当の採用
課題
  • 商品企画の候補者が希少で、エージェントでは獲得しにくい
効果
  • 管理職で2名の採用に成功
  • 転職潜在層にアプローチでき、求める人材と出会える可能性が広がった


100円ショップ「ダイソー」を運営する株式会社大創産業は、導入5カ月で2名の管理職人材の採用に成功しました。採用に至ったポイントは“オープン求人”。潜在層にアプローチできるEight Career Designならではの採用プロセスの工夫も含めて、Eight Career Designの導入背景や活用方法を採用課長の寒川様に伺いました。

社長の代替わりを機に、組織の機能を向上させる採用活動がスタート

<お話を伺った方>
人事・総務・法務本部 人事部採用課 課長
寒川 健史様

──大創産業の事業内容を教えてください。

寒川様(以下、寒川)当社は広島県の東広島市で創業し、今年で50周年を迎えます。主力事業は、100円ショップの「ダイソー」で、国内に約4,000店舗、海外では25の国と地域に約2,000店舗を出店しています。ほかに300円ショップのブランドである「THREEPPY」や「CouCou」などがあり、中でも最近は「Standard Products」の出店に力を入れています。

──現在の採用目標をお聞かせください。

寒川現在の社員数は700名ほどですが、さらなる増員を目指して採用活動を行っています。4年前に社長が交代したのですが、いままでは人材の採用にはあまり積極的ではなくむしろ慎重でした。また、ほとんどの商品が100円というビジネスモデルなので、可能な限り社員を増やさずに会社運営・店舗運営ができるようなオペレーションを組んで、事業拡大をしてきたという背景もあります。

ただ、人数が最小限であるがゆえに、一般の企業にあるような内部統制やコーポレートガバナンスを機能させることについては当社には課題がありました。
そこで社長交代後は、必要なところにはきちんと人員を配置するという考えのもとで、採用活動を進めています。

人事部採用課 課長 寒川健史様

希少なバイヤー候補に出会うためのツールとしてEight Career Designを導入

──Eight Career Designの導入に至った経緯を教えてください。

寒川そもそも以前は、中途採用を積極的に行っていませんでした。しかし、社員数を増やすことになってからは、中途採用に力を入れるために、もともと利用していたエージェントサービスに加えて、他社のダイレクトリクルーティングサービスも導入しました。私はその流れの中で、中途採用の担当者として2019年に入社しています。

当初はダイレクトリクルーティングサービスを十分に使いこなせていない状態でした。そこで私がそのサービスやエージェントサービスを使って中途採用を進めていったのですが、大きな課題となったのが「バイヤー」の採用です。

バイヤーは通常、商品を買い付ける役割ですが、大創産業は商品を自社で企画して売る製造小売業なので「バイヤー=商品企画担当者」を指します。バイヤーは当社の中では、花形といえるポジションです。

しかし当社で活躍できそうなバイヤーを採用しようとしたとき、そのスキルを持つ人材は同じ製造小売業にしか存在しておらず、人材の母数自体が多くありません。その中で、まさに今転職先を探していて、かつ大創産業に入社したいという人材に出会える確率は、非常に低くなるのです。

私はエージェント出身なので、そんな人材はまずエージェントには登録していないだろうと想像がつきました。そこで、すでに導入していたダイレクトリクルーティングサービスを使っていたのですが、そのサービスだと会社名以外の所属情報が分からないため、多くのスカウトメールを打って反応を待つしかなく、やや不便に感じていました。

──この流れで、新たなダイレクトリクルーティングの手段として、Eight Career Designを導入いただいた、と。

寒川:そうです。Eightは名刺管理で使っていましたし、Eight Career Designについても何かの機会にお話を伺ったことがあり、サービス特徴も知っていました。Eight Career Designなら部署名などの詳細情報まで見てメッセージが送れ、転職意向の有無に限らずアプローチ可能です。求めるキャリアを持った人材と出会える可能性の広さも魅力だと思ったので、導入しました。

オープン求人で転職意向と希望職種を探り、的確にアプローチ

──2022年2月にEight Career Designの利用を開始され、約5カ月(取材時点)ほどが経ちました。実際に使ってみていかがでしたか。

寒川:部署名やポジションなどで検索できる点は非常によいと思います。どのような方なのか、イメージが膨らみやすいですね。年齢や勤務地といった属性情報が見られるのも便利だと思います。

──すでにEight Career Designで2名を採用されたと伺いました。それぞれどういった経緯で採用に至ったのでしょうか。

寒川:1人目は物流部の管理職として入社されます。前職は大手アパレル企業の物流に携わっておられました。彼はすでに転職活動中で、他社で選考が進んでいたため、急ピッチで面接を進めてすばやく内定を出し、承諾していただきました。

2人目はDX関連部署の管理職として入社されます。前職は外食事業で予約・決済システム等を開発する部署で勤めていた方です。転職意向はありませんでしたが、電話で詳しく当社のビジョンや今後の事業展開についてお話ししたところ当社に興味を持っていただけました。たまたまその方を知った方が当社に在籍していたご縁もあり、当社の雰囲気を理解した上で転職を決めてくださったそうです。

今年4月にグローバル旗艦店をマロニエゲート銀座に出店したのですが、その店舗にも奥様と一緒に足を運んでいただき、面白そうだと思ってもらえたようですね。

――Eight Career Designの活用で、工夫されていることはありますか。

寒川:職種や業務内容を記載しない「オープン求人」にしていることです。理由は、名刺に書いてある所属や役職だけでは、的を射たメッセージを送ることが難しいためです。たとえば、スカウトを送りたい相手の所属が財務経理だったとして、経理をやりたいと思っている方に財務のスカウトを送ってしまうと、大概は断られます。しかしオープン求人であれば、相手の希望を聞いた上で適した職種を提案できるので、ストライクを投げ込める確率が高まるんです。

また、募集職種が20程度と数が多すぎるので、職種によってメッセージを打ち分けにくいという事情もあります。ある程度のネームバリューがある大創産業だからこそ、オープン求人でも話を聞いてみたいと思ってくれる人がいるだろう、と考えての施策でした。

――転職潜在層にアプローチする難しさもあるかと思いますが、コツはありますか。

寒川:最初からストライクを投げ込もうとせず、「当社への転職に興味があれば言ってください」というスタンスで、まずメッセージを送ってみることでしょうか。あまりにも畑違いの方にはアプローチしませんが、基本的にはまずメッセージを投げてみて、つながった方とやりとりしていくという、ごくシンプルな活動をしています。

――最後に、今後の採用の展望をお聞かせください。

寒川:引き続き採用は強化し、年間で新卒50-100人・中途も数十名単位の採用を継続的に実現していきたいと考えています。その中で、Eight Career Designも採用ツールの一つとして活用していきます。若手は毎年の新卒採用で採用できているので、30〜40代の中堅層や、ミドル・ハイクラス人材を狙ってスカウトしていきたいですね。

今後もオープン求人で接点をもち、求職者のやりたいことが大創産業で実現できそうであれば詳しい求人を提案するというやり方で、当社で活躍するような人材と出会っていきたいと思います。

※インタビュー内容は、2022年7月7日時点のもの

執筆:三ツ井香菜 撮影:安井信介 編集:金指 歩(プレスラボ)

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