株式会社テンダ

転職市場に母集団が少ない経験豊富な広報ポジションの人材を獲得

採用候補者の方からも気軽にメッセージをいただいて、そこから臨機応変に話を進めることができました。

株式会社テンダ
目的
  • 2026年に現在の売上高の2倍近くの80億円の達成を目指し、年間で60名を採用したい
  • IT業界の知見と、広報の経験がある人材を事業部付の広報として採用したい
課題
  • 採用の歩留まり率を改善したい
  • 募集している広報ポジションは、市場に母集団が少なく採用に苦労している
効果
  • IT業界と一通りの広報の経験があり、広報の立ち上げから仕組みを構築できる人材に出会えた
  • 使い勝手の良いチャットメッセージ機能を通して、当社の雰囲気や安心感を伝えられた

株式会社テンダは、今後3年で現在の売上高の2倍近くの80億円の達成を目指し、60名を目標人数に掲げた積極的な採用活動を行っています。その中で採用候補者の母集団形成という課題に対する新たな採用手法として、Eight Career Designを導入しました。
 
転職潜在層へのアプローチという慣れない手法に苦労したところもありましたが、CS担当によるさまざまな提案やアドバイスもあり、IT業界の経験を持った広報担当者の採用に成功。その要因や、Eight Career Designならではの特徴を伺いました。

3年後に2倍の売上高を目指し、採用に注力

<お話を伺った方>
人事部 部長 村上 靖夫様
人事部 高坂 瑠汐様

──テンダの事業内容を教えてください。

村上様(以下、村上):当社は、大きく3つの事業を持っています。

1つ目はエンタープライズ事業です。システム開発やMSソリューションなどのITソリューションの提供などをしています。

2つ目はプロダクト事業を手掛けており、マニュアル自動作成ツール「Dojo(ドージョー)」という自社プロダクトを扱っています。3つ目はコンシューマー事業で、自社プロダクトのゲームコンテンツなどを展開しています。

──近年のテンダの採用活動について、詳しく教えてください。

村上:当社は、2025年に売上高80億円の達成を目標としています。2023年5月の決算における売上高は42億3500万円だったので、約3年後に2倍近くの売上を達成しようと試みているところです。

そのため、3つの事業全てにおいて、営業やエンジニアをはじめ、さまざまな人材を積極的に採用しています。当社の従業員数は270名(2023年7月時点)ですが、そのうち35名は2022年に採用し、2023年にはマネジメント層を含めて60名の採用を予定しているんです。

──会社として、成長フェーズに入っているのでしょうか。

村上:そうですね。27期に入ったばかりの2021年6月、当社は東京証券取引所JASDAQ(ジャスダック:現スタンダード市場)へ上場しました。

上場するまでは1年に1億円程度のスピードで成長しており、売上高29億8500万円(2021年5月)で推移していたところを、翌年の2022年5月には35億円、そして2023年売上高42億3500万円と、ここ数年で急成長しています。

上場を機に成長戦略を変え、既存事業のグロースに加え、M&Aもかなり積極的に実施しており、経営でもシナジーを出せていることが、成長スピードを上げている一番の要因ではないかと思います。

人事部 部長 村上 靖夫様

ノウハウを生かした手厚いサポートで、高い返信率が実現できた

──Eight Career Designの導入に至った背景を教えてください。

高坂:当社はこれまで、人材紹介、ダイレクトリクルーティング、リファラルの3つの採用手法を主に用いてきました。ただ、採用候補者の母集団形成は継続して課題になっていたため、さらに歩留まり率が改善できる手法や媒体を常に探していました

Eight Career Designもその中で見つけたサービスの一つです。一度問い合わせてから継続的に連絡いただいていたので、新しく採用したいポジションが出てきたときにEight側に相談し、導入を決めました。

──実際にEight Career Designを使ってみて、いかがでしたか。

高坂:Eightが名刺管理ツールだからかもしれませんが、候補者の方とのメッセージのやり取りがしやすいと感じました。というのも、チャット形式になっているので、お互いにとてもフランクに話せるんです。

それによっていつも以上にスピード感のある対応ができましたし、候補者の方からも気軽にメッセージをいただき、そこから臨機応変に話を進めることができました。メッセージの開封率も良かったですね。

技術系のプロジェクトマネジャーの採用からスタートして、営業やコーポレート系の職種の採用まで幅広く試し、結果的に広報で1名の採用に成功しました。Eightユーザーのプロフィールを幅広く拝見していると、キャリア形成に前向きで、Eightを使って情報収集されている方が多い印象を受けましたね。

潜在層へのアプローチが初めてだったこともあり、最初の数カ月はいろいろと試行錯誤しましたが、Eight Career Designの担当の方にスカウト文面やメッセージの内容などを一緒に考えてもらいながら進めていきました。

──Eight Career Designの担当のサポートはいかがでしたか。

高坂:こちらの工数が大きく削減できるくらい、全面的にサポートしていただきました。スカウト文面についても、我々が伝えたいことを曲げることなく、採用候補者の属性や指向性なども踏まえて候補者の方に刺さる文面をつくっていただきました。それもあって、開封率や返信率が高かったのかと思います。

ほかに、スカウト送付先の採用候補者のピックアップや、スカウトの送付もお任せできました。定期的な振り返りにおいても、毎週新しい取り組みを提案してくださったので、とても学びが多かったですね。

人事部 高坂 瑠汐様

転職市場に母集団が少なく、苦戦していたポジションで採用に成功

──広報の方が1名採用できたと伺いましたが、どのような経緯で採用に至ったのでしょうか。

高坂:今回、当社に初めて事業部付の広報ポジションをつくることになったので、1人目の広報担当として、広報の仕組みづくりから担ってもらえる方を募集しました。

ただ、広報全般の知識や経験に加え、ITの業界経験も採用の要件としたため、市場に母集団が少なく、採用にはとても苦戦していました。それで、Eight Career Designでのスカウトも試すことになったんです。

スカウトメールは約80通送付し、5~6名の方から返信がありました。他のスカウト媒体であれば1~3%程度の返信率なので、通常より多くの返信があったという印象でしたね。メッセージのやりとりのあと4名ほどと面談し、1名が選考に進みました。そして、その方が採用に至り、無事当社が求める優秀な人材を採用することができました

──その方は、どのような点に興味を持って選考に進んだのですか。

高坂:前職はネットワーク系の一般社団法人で、広報の仕事を一通り経験し、よりチャレンジングな環境を求めて転職活動をされていました

その中で、当社ではこれまでの経験を十二分に生かしながら、事業会社として利益を追求する視点で広報ができることに興味を持ってもらえました。また、カジュアル面談では、会社として過渡期を迎えている大変さを赤裸々にお話ししたことで、力になりたいと思っていただいたところもあったようです。

村上:他の媒体でも選考が進んでいたようですが、Eightではメッセージのやり取りがフランクでスムーズだったために、同時並行で検討していた他社よりも親しみや安心感を持てたこともあったと言っていましたね。

経営層も含めた採用や、転職市場の調査にも活用したい

──今後どのようにEight Career Designを活用したいですか。

村上:経営層の採用では、候補者の方と長期にわたってコミュニケーションを取りながら採用につなげていくことになると思うので、その接点の一つとして利用したいと考えています。

あとは、「我々が採用したいポジションの方が本当に転職市場にいるのか」という市場調査にも活用できそうだなと感じていますね。

──最後に、テンダの採用における今後の展望をお聞かせください。

村上:冒頭でお話しした成長戦略を実現していく上で、変化を“良し”として、柔軟に対応できる人材を採用していきたいですね。また、当社は「SHINKA経営」を謳っていますので、成長過程にある会社なので会社の成長とともに一個人としても成長していきたいと思う人が合うと思っています。そこにも興味関心を持っていただける方と一緒に働けたいと思っています。

※インタビュー内容は、2023年7月10日時点のもの
執筆:三ツ井香菜 撮影:中澤真央 編集:南野 義哉(プレスラボ)

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