士業と医業等のプロフェッショナルに向けた総合支援を展開。採用目標は年間100人の成長企業
<お話を伺った方>
取締役 花咲 圭祐様
──スタイル・エッジの事業内容を聞かせてください。
花咲様(以下、花咲):当社は、弁護士や司法書士などの法律業界に関する士業と、医師や看護師といった医業等のプロフェッショナルに向けた総合支援を行っています。
支援領域は主に3つあります。1つ目はマーケティング領域で、Webを中心に、マスメディアも含めたマーケティングを支援しています。
2つ目はシステム領域で、顧客管理システムを中心とし、インフラ周りや、クリエイティブ領域も含めた支援を行っています。。3つ目は、HR領域で、人材派遣や人材紹介をベースに営業支援を行っています。クライアントとは長くお付き合いをさせてもらいながら、パートナーとして一緒に成長するという事業スタイルです。
──スタイル・エッジの採用目標を教えてください。
花咲:ありがたいことに当社の業績は伸長しており、ともに成長しているクライアントの期待に応えるためにも、全ての領域で質の高い人材を求めています。人数は、年間100人近くを目標としています。
ご縁でつながる側面が強く、新しい属性の人材と出会えると感じた
──Eight Career Designの導入に至った経緯を教えてください。
花咲:これまでに、求人媒体や人材紹介会社が活用するようなプラットフォーム系サービス、ダイレクトリクルーティングなどSNSの要素があるサービスといった、一般的に聞かれるような採用サービスは、ほぼ全てを活用してきました。
これらの成果は概ね良かったのですが、採用目標には追い付いていない現状がありました。中でも、求人媒体を通じた採用は当社のネームバリューや認知度が低いためにかなり厳しいと感じていたので、自分たちにはもう一手、主体的にアプローチしていくスタイルの採用が必要だと考えていました。
そんな中、参加したオンラインイベントでたまたま知ったのが、Eight Career Designのサービスでした。問い合わせて話を聞くと、これまで活用してきたどのサービスとも違う切り口で、新しい属性の方々とマッチングできる可能性があるのではないかと感じられたので、ぜひ使ってみたいと思い導入を決めました。
──これまで活用してきたサービスと違うと感じられたのは、どのような部分でしたか。
花咲:転職意向の高い層が登録しているエージェントは人材の取り合いになっていますし、他のダイレクトリクルーティングサービスでは、登録者がジョブディスクリプション(職務記述書)をどう記載してアピールし、最終的に条件面をどのように上げるかという、交渉の色が強いように感じていました。
一方で、Eight Career Designのユーザーは転職するために登録しているわけではないので、転職活動をしていない転職潜在層に出会えました。面談の中でもお互いの条件を擦り合わせるより、お互いにガードが低い状態でコミュニケーションをとって、興味やフィーリングが合えば選考に進むといったように、ご縁でつながる側面が強いように感じたんです。
当社はクライアントに対しても直接対話のコミュニケーションを特に重要視しているので、当社に合ったサービスだと思いましたね。
また、Eightを利用している方は、名刺交換の機会が多い営業職や、ビジネス感度が高く外部とのコミュニケーションに積極的である可能性が高いと感じたので、そこも当社が求める人材像にマッチするのではないかと考えました。
コミュニケーションの中で自然に互いを知り、マッチングできる
──全ての領域で人材を求めているとのことでしたが、Eight Career Designでスカウトのターゲットとしたのはどのような領域でしたか。
花咲:スカウトの対象はEight担当者と相談しながら決め、スタイル・エッジの採用担当者をメインで募集することにしました。採用条件は、人事の担当や採用領域に携わった経験のある人、としました。
当社の採用担当は、職種ごとに各自でKPIを立てて採用計画を実現していくスタンスで仕事に取り組みます。そのため、Eight Career Designのユーザー層と親和性が高いのではないかと考えたんです。
──Eight Career Designを使ってみて、いかがでしたか。
花咲:Eightのユーザーさんはそもそも転職活動のために利用しているわけではないので、スカウトメールにどの程度のリアクションがあるのかと思っていましたが、返信率は6.9%と予想よりも返信があって驚きました。
返信をくださった方の中には、転職を考えている方はもちろん、転職も視野に入れながら改めて自分のキャリアを見返したい方も多かったので、カジュアル面談はキャリア面談に近いような感覚で、お互いにフラットに話すイメージを持って取り組みました。質疑よりも、本当にコミュニケーションが大切だなと感じましたね。
双方にとって狙いがありすぎない転職や採用活動なので、例えば人とコミュニケーションをとっているうちに自然と友達になっていくように、人間関係を築いていきながら、マッチングできると思いました。それが他の求人サービスとは一線を画す点ですし、それによって他とは違う出会いをつくれるなと。
一番の決め手は、カルチャーがフィットしたこと
──今回、1名の採用に至ったと聞いています。それは、どのような方でしたか。
花咲:もともと求人媒体の営業職として仕事をされていたのですが、他社の採用支援ではなく、自分ごととして自社の採用を行う立場に興味を持って、転職先を探されている方でした。年齢は20代後半で、まさに当社が求めていた層です。
採用担当者は、採用に関するスキルや経験のほかに、その会社のカルチャーや人柄、仕事に対する価値観、将来の経営ビジョンなど、定性的な部分が合うかどうかも非常に重要な要素となります。
その方は、すでに転職活動を始めていたものの、どの企業にしようか、はたまた転職せずに残るべきかを悩んでおり、最終的にはカルチャーなどの定性部分が一番マッチしたことが決め手になり、当社への転職を決意されたようです。
──振り返って、今回の採用の成功要因は何だと思われますか。
花咲:Eight担当者のアドバイスを聞きながら着実に運用していったのですが、「少しでも良いと思ったらまずは会ってみてください」と言われたので、とにかく会うことをカジュアル面談のゴールとしていたことですね。
当社の人事部はカルチャーフィットを大切にしているので、直接対話することで伝えられる情報の量や質が変わり、より腹を割って候補者の方と話せたような気がします。
──今後、Eight Career Designをどのように活用していきたいですか。
花咲:コミュニケーションやカルチャーフィットを大切にする当社の文化にも合っているサービスなので、落ち着いたらぜひまた活用を始めたいと思っています。
Eightのユーザー層は、マーケティング領域や営業職の中でもミドルクラスの採用にも向いているのではと思いますので、そこにもトライしていきたいですね。当社は若い層が厚いので、マネジメント層の採用にも力を入れて、組織を強化していきたいと考えています。
※インタビュー内容は、2023年5月10日時点のもの
執筆:三ツ井香菜 撮影:中澤真央 編集:南野義哉(プレスラボ)