株式会社識学

他社に先んじて優秀な人材にアプローチ。導入1カ月未満で採用を実現

名刺データから「役職」で候補者を検索。「いつかは転職したい」と考えていた潜在層にスカウトメールを送り1カ月未満の短期間で採用に成功した、識学のアプローチ方法を学びました。

株式会社識学
目的
  • 課長以上の役職にあたる質の高い人材の獲得
課題
  • 既に導入していた他社のダイレクトリクルーティングだけでは、候補者リストが枯渇していた
効果
  • スカウト開始から1カ月未満で1名の採用に成功
  • 採用コストの削減と同時に、他社に先んじてアプローチできた

組織の拡大に伴い、2021年2月に「Eight Career Design」を導入された株式会社識学は、同年5月末にキャリアアドバイザーのポジションで1名の採用に成功されました。しかも、スカウト開始から1カ月と経たないタイミングでの内定。その要因となったのは、「いつかは転職したい」と思っていたものの、仕事が忙しく転職活動の時間が取れずにいたところにスカウトが届いたのがきっかけでした。
株式会社識学で採用を担当する手塚はづき様に、「Eight Career Design」を導入して感じたことや、転職潜在層へのアプローチなどについて、お話を伺いました。

一人ひとりがプロフェッショナルとして役割をこなす、識学の組織文化

<お話を伺った方>
事業推進部 人材採用課 課長 手塚はづき様

──識学の事業内容について教えてください。

手塚はづき様(以下、手塚):2015年に設立し、「識学」という組織マネジメント論に基づいて、さまざまな企業や組織のマネジメントをコンサルティングしています。「識学」は意識構造に着目した組織運営理論で、当社が独自に体系化したものです。

人はそれぞれの経験や知識によって、その人特有の思考の癖を持ちます。その癖によって事実に対する認識にズレが生じて誤解や錯覚を引き起こし、結果的に組織内に問題をもたらします。「識学」は、こういった思考の癖に紐づく誤解や錯覚の発生要因を特定し、それを発生させないためのマネジメント手法です。

主に経営者同士の口コミから広まっていき、現在はスポーツチームやベンチャー企業、大企業の一部門など、さまざまな組織に取り入れていただいています。

──識学には、どのような社風がありますか。

手塚:ルールや役割を徹底するのが識学の考え方なので、一人ひとりがプロフェッショナルとして淡々と役割をこなします。なので、人に仕事を頼むときに「悪いけどお願いしてもいいかな」などと顔色を窺うことは一切ありません。また、上司から誘われて食事や飲みに行くことがないのも弊社の特徴のひとつ。理由の一つとしては、全員に対して公平であるためです。「上司と飲みに行ける人が社内で優位に立てる」という疑念をなくし、明確な結果で評価する、という評価制度で運営されています。その中で、求められるハードルを越えるごとに成長したり、ビジネスで結果を出すことで自分自身の中でモチベーションが上がっていくというのが、当社の社風だと思っています。

事業推進部 人材採用課 課長 手塚はづき様

名刺ネットワークの活用に高いポテンシャルを感じた

――Eight Career Designを導入いただいた背景をお聞かせください。

手塚:ダイレクトリクルーティングは、同じサービスばかり使っていると候補者リストが枯渇してしまいます。Sansanの名刺管理システムは以前から使っていたのですが、Eight Career Designはそのネットワークを採用に生かしたサービスである点が面白く、高いポテンシャルを感じて導入しました。

当社のダイレクトリクルーティングによる採用では、課長以上の役職に就かれている方が基本条件。名刺情報を基本とするEight Career Designでは、役職の情報が分かりやすく、またユーザーが「転職意向度」を設定されるので、お声がけしやすいところが気に入っています。ダイレクトリクルーティング自体は他社も含めて活用していますが、他社では現職についてあまり書かれていない場合や、ぼかされている場合が多く、声をかけるために一人ひとり丁寧に見ていかなければなりません。その点、Eight Career Designは役職の絞り込みが一発でできるので、大きなメリットを感じています。

――それは、Eight Career Designならではのメリットですね。

手塚:そうですね。採用サービスという面ではエージェントも利用しています。エージェントは事前に応募者を条件で絞ってから送ってくれますが、その代わりにコストがかかります。その点、ダイレクトリクルーティングは、自社で条件を精査する手間はありますが、コストが抑えられるところがいいですね。

転職を考え始めた優秀人材に、他社よりも早くアプローチできる

――2021年2月にEight Career Designを導入されて、どのような成果がありましたか。

手塚:5月末にキャリアアドバイザーのポジションで1名の採用が決まり、8月に入社する予定となっています。その方は現職が忙しく、「いい話があれば聞いてみたい」という転職意向度の設定はあったものの、特に転職に向けて動いているというわけではなかったのですが、5月11日に当社からスカウトを送り、2回の選考を経て転職を決断されました。

――候補者の転職意向度は「いい話があれば聞いてみたい」というところまで広げて見られていたのですか。

手塚:はい。転職を考え始めたくらいのタイミングで、他の企業よりも早くアプローチできるところがEight Career Designの魅力だと感じているので、「いい話があれば聞いてみたい」に設定されている方も対象としました。「いい話があれば聞いてみたい」に設定されている方でも、お声がけしてみたら意外とすっと話が進むケースも多いです。おそらく、候補者様は転職意向度を高めに設定しないことで様子を見たり、興味がない会社を断りやすくしたりしているのではないかと推測しています。

――識学は採用にスピード感があるように思うのですが、候補者とのコミュニケーションで気を付けていることはありますか。

手塚:ご応募いただいたら、その日中にはお返事するようにしています。今回の方は現職がお忙しいということもあって、面接の日程調整に少々時間がかかったのですが、こちらからスピーディーに候補日を出したことが、いい結果につながった一つの要因だと思っています。

採用において、対応のスピード感はとても大事だと思います。あまりにレスポンスが早いと、「ただ人手が欲しいだけじゃないの」と思われてしまうのでは……という懸念もありましたが、意味なく遅らせても互いに作業が止まってしまうだけ。こちらからのレスポンスが遅いと、候補者様からの返信も遅くなるので、決まるものも決まらなくなってしまうんです

――ほかに、採用で心がけていることはありますか。

手塚:私たち採用担当者にとって、候補者様はお客様のような存在なので、対応時は必ず「下」に入るようにしています面接官は「選ぶ」という対応でも良いと思うのですが、採用担当者は、候補者様に気持ちよく面接に進んでいただいて、途中辞退をなるべく減らすことが仕事。そこを私たち自身が面接官であるような勘違いをしないよう気を付けています。

識学の理論では、上司と部下という関係性でも上司が偉いわけではなく、「上司とは単なる役割」だと考えています。それは採用に置き換えても同じ。候補者様に当社を選んでいただけるように、「採用担当者としての役割を果たす」という視点で動いています。

――最後に、今後のビジョンをお聞かせください。

手塚:採用としては、私たちが識学の考え方を広めることで識学に共感してくれる方を増やし、「自分も識学に入って一緒に大きくしていきたい」と思ってもらえるようにしていきたいですね。会社としては、識学を国語算数理科に並んで全員知っていて当たり前だという学問にしていきたいと考えています。

※インタビュー内容は、2021年7月1日時点のもの

執筆:三ツ井香菜 撮影:安井信介 編集:山本莉会(プレスラボ)

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