株式会社バント

人材の獲得競争が激化するIT広告業界で20代前半のポテンシャル層を獲得

「候補者の最終ログインからどれくらい経ったかが分かる機能を追加してほしい」と要望を出しましたが、すぐに機能追加していただきました。ほかにも新機能追加のアナウンスが頻繁にあり、そのスピード感も良かったですね。

株式会社バント
目的
  • ポテンシャル層の若い人材の獲得
課題
  • 成長業界であるため、人材の獲得競争が激化していた
効果
  • ポテンシャル層の若手人材を1名採用
  • 名刺情報を参考に、初回の面談がスムーズに進んだ
  • 他社サービスに比べ、費用が安く抑えられた

株式会社バントは、業界内の人材獲得競争が激化する中、新たな採用手段を模索してEight Career Designを導入。会社として初めて有料のダイレクトリクルーティングサービスを活用し、1名の若手ポテンシャル層の採用に至りました。
Eight Career Designを活用した所感や採用に至った経緯、ダイレクトリクルーティングサービスを活用するにあたり気を付けたことなどについてお話しを伺いました。

成長する業界内で人材の獲得競争が激化。未経験者にも視野を広げたかった

<お話を伺った方>

代表取締役社長 渡辺浩平様
事業販促部長 原口暢之様

──バントの会社概要を教えてください。

渡辺浩平様(以下、渡辺):メイン事業は、広告主や大手広告代理店に向けたウェブマーケティング支援です。検索メディアやSNS、YouTubeなどへ表示されるさまざまな広告の運用を受託し、弊社のプランニングやクリエイティブと組み合わせることで企業の広告効果を高めるお手伝いをしています。

デジタル広告の技術は日々進化し、自動化やAI化が進みますが、その中で当社は「デジタル広告にもきちんと人を介在させ、人の温かみが感じられるようなビジネスを行っていきたい」と考えています。そのため採用する人材についても、どのような経歴があるかよりも、お互いのビジョンが一致しているか、当社の社風に合っているかを重視しています。

──バントのビジョンや社風とは何でしょうか。

渡辺:「バント」の社名は、野球において目の前の味方を一歩先に進める打法の「バント」から取ったもので、お客さんや一緒に仕事をしている人たちが先に進めるお手伝いをしたいという思いが込められています。それが当社のビジョンであり、社風の礎にもなっています。

代表取締役 渡辺浩平様

──Eight Career Designを導入される以前、採用にはどのような課題がありましたか

原口暢之様(以下、原口):当社のこれまでの採用は8~9割がリファラル、残りの1割が人材紹介会社経由で、いずれも業界経験者を採用してきました。しかし、デジタルマーケティング業界はそもそも経験人材が圧倒的に少ないうえ、成長している市場だけに人材の獲得競争が激しくなっています。そこで、社内の教育体制が整ってきたタイミングでもあったことから、未経験者にも採用範囲を広げていきたいと考えました。

当社はまだまだ成長途中の会社で、規模もそこまで大きくはありません。採用人数も「まずは少人数から」ということもあり、いろいろな採用方法を模索した結果、ダイレクトリクルーティングに行き着き、その中でもEight Career Designを採用することになりました。

──Eight Career Designを選んだ理由を教えてください。

原口:いろいろなサービスを比較しましたが、Eight Career Designは費用が安く抑えられるのが魅力でした。
また、採用候補者を探す際に名刺情報を参考にできることや、人によっては過去の業務や業界の経験がきちんと書かれているところも良いと思いました。というのも、コロナ禍によってオンラインで面談や面接をする機会が増えましたが、その状況下で、ほとんど相手の情報がないまま会話を進めるのはハードルが高いと感じていたんです。Eightでは、名刺情報や過去の経験を見ながら「そこでどういった仕事をしていたのか」の話をきっかけとして、会話がスムーズに進められるだろうと思いました。

未経験者の返信率を高めた「気軽に返信できるメッセージ」

──今回、Eight Career Designの活用で1名の採用に成功されましたが、採用の条件はどのようなものでしたか。

原口:経験は問わずに、転職意向が高めの方をターゲットとしていました。また、当社の社員は40歳前後がボリュームゾーンなので、今後のために若手を育てていきたく、探していたのは20~30代前半くらいの方を探しました。今回採用に至った方も、もともと広告領域にはいたもののどちらかといえば販促寄りで、デジタルは未経験という24歳のポテンシャル層でしたね。

──候補者の方には、どのようにメッセージを送りましたか。その中で、工夫されたことがあれば教えてください。

原口:まずは「当社に転職する気があるか」よりも、「カジュアル面談をしてお互いを知りましょう」とライトな感じでお声がけして、できるだけ入口の障壁を高くしすぎず、いろいろな方に間口を広げられるように意識しました。メッセージを送る候補者自体も、極端に絞りすぎないようにしましたね。

当初メッセージの内容には、よくある求人募集のように「求める経験」や「人物像」などの条件も盛り込んでいました。でも、途中からはEight Career Designの担当者にもアドバイスをいただきながら、条件よりも「未経験者もたくさん活躍できますよ」「興味があればカジュアルに面談しませんか」といった声掛けを前面に出し、未経験者が応募しやすくなるようにしました。そのブラッシュアップで返信率が上がり、結果的に1名の採用に至りました。送ったメッセージは、トータルで500通程度。カジュアル面談に移行できたのは30~40名くらいでした。

──実際に採用が決まったときの流れを教えてください。

原口:まず、こちらからのダイレクトスカウトに返信をいただいて、カジュアル面談をしました。その中で転職活動の状況や意向を伺って、当社の紹介も細かくさせていただいたところ興味を持ってもらえ、後日改めて正式に応募していただいた流れです。デジタル広告の経験自体はありませんでしたが、これまでのご経験は当社の仕事にも通ずるところがありましたし、考え方も弊社の社風とマッチしており、成長意欲も非常に高かったことが採用の決め手になりました。

一方でその方にとっては、デジタルの領域で経験を積めることが入社の決め手になったようです。もともとは主に店頭の販促プロモーションに携わっていましたが、お客さんからデジタルの提案もしてほしいという要望が増える中で、なかなかそこに踏み切れない会社とにもどかしさを感じていたことや、デジタルが当たり前になった世の中で、自分はこのままでいいのかという思いもあったそうで。前職の会社にも一応デジタルに関わる部署はあったようですが、部門間の異動も少なかったことから、当社への転職を決めた経緯がありました。

しっかりしたサポートで、サービス活用のコツが掴めた

──これまでを振り返って、Eight Career Designを活用した感想をお聞かせください。

原口:使い方に慣れるまではEight Career Designの担当者にサポートしてもらい、ダイレクトオファーの最初の200通くらいをお手伝いいただいたので、そこでサービス活用のコツを掴むことができました。

また、アクティブにログインして情報を求めている方にオファーを届けたい思いがあったので、「候補者の最終ログインからどれくらい経ったかが分かる機能を追加してほしい」と要望を出しましたが、すぐに機能追加していただきました。ほかにも新機能追加のアナウンスが頻繁にあり、そのスピード感も良かったですね。

事業販促部長 原口暢之様

──人事戦略における、バントの今後の展望を教えてください。

原口:今後も継続的に採用を行い、3年後くらいまでには支社も含めて10名程度の採用を達成したいと考えています。

当社は、特別なツールや技術よりも、人がソリューションとして機能する会社。AIによって一人ひとりの消費者に最適な広告を配信する世の中になりつつありますが、最近は本当にそれでいいのかと立ち返る機会が増えています。我々は人が関与していくことで、消費者に「広告って、やっぱり良いよね」と言われるような健全な状態をつくっていきたい。人間を主体とする世界観の中で、テクノロジーをうまく活用していければと考えています。

また、当社は自由度が非常に高いので、デジタル領域を中心としつつも、そこから広くマーケティング領域に携わってきたい人がいれば積極的に任せていきたいスタンスです。働き方についても、育児や介護など各々の状況に合わせて変えていく考え方。そういった環境に共感していただける方と、ぜひ一緒にやっていけたら嬉しいですね。

※インタビュー内容は、2022年3月28日時点のもの

執筆:三ツ井香菜 撮影:安井信介 編集:山本莉会(プレスラボ)

こちらの事例も、
合わせて読まれています

お役立ち資料