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洗練されたピッチでスピード受注を達成。
利用者の使いやすさを探求し生産性を劇的に向上させるCRM

<お話を伺った人>

株式会社Surpass
取締役副社長 COO 兼 CTO

秋山 真咲

「女性の活躍」に焦点を当てた事業で成長中

当社は主に女性向けに「営業のアウトソーシング」と「BtoBマーケティング」を掛け合わせた「SPO(セールス・プロセス・アウトソーシング)」という営業・マーケティングの代行サービスを行なっています。

その背景には、「もっと女性の労働力を活用していきたい」という強い思いがあります。女性活躍推進法が施行されましたが、まだまだ女性リーダーの数は少ないですし、自身の力を過小評価するあまりに一歩が踏み出せない女性も多いです。もっと女性が自分らしく働けて、いろいろなキャリアを選んでいける社会を作れれば、男性の生き方の自由度を上げることにもつながるはずだというのが我々の思いです。

最近はSPO事業のほかにも、国内企業向けの人材紹介サービスである高度海外人材紹介事業や、研修事業、「pipedrive」というエストニア発のセールスCRMを国内展開するSales Tech事業などにも取り組んでいます。これらの事業を通じて「人づくり」と「顧客づくり」を支援することで我々と関わる全ての人たちに豊かになっていただきたいですし、それがひいては日本経済の活性化にもつながるのではないかと考えています。

SalesTechに興味がある人に最短でアプローチできる場所

「Meets」に参画したのは、SalesTech事業で扱っているセールスCRM「pipedrive」の魅力を広く伝えていきたいと考えたからです。

「pipedrive」はエストニアで生まれたクラウドサービスのセールスCRMで、エンジニアではなく営業が「営業にとって使いやすいものを」と考えて作ったものです。マーケティングにも役立つ機能を搭載していて、既に170以上のアプリケーション連携がされているため、デジタルマーケティングに役立つ多数のアプリケーションとの接続も簡単に行えます。

現在は170カ国、9万社以上で使用されているのですが、ほとんど広告を打たずにリファラル的に広がっていった経緯があります。なので、日本での展開についても「面」で広告を打つよりは、リファラル的に「感度の高い人」に伝えていく戦略を打ちたいというのが本社の考えであり、当社としてもその戦略の方がこのプロダクトには合うだろうと考えました。

「感度の高い人に最短でアプローチする」ことを目的とした場合に、どこにそういう人たちが集まるのかを考えた結果、頭に浮かんだのが「Meets」でした。

SansanやEightを使っていて、なおかつイベントにもアンテナを張っている方は、間違いなく新しいものが好きな人たちでしょう。それがSalesTech領域で働く人ならなおさら。

先陣を切って「いいもの」を使いたいと考えていて、なおかつ他者との差別化も図る。他の場所では、そういう人たちに簡単には出会えませんが、「Meets」では、期待していた通りの良い出会いがたくさんありました。

「6分間のピッチ」にはもの凄いスリルと高揚感がある

「Meets」は非常にメリハリのあるイベントだと思います。私はIT業界で30年の経験があり、これまでいろんなイベントで登壇してきましたが、6分間という限られたセールスピッチに勝負をかけるスリルと高揚感は、他のどのイベントよりもありましたね。

それこそ、時間を有効に使うためにはコンテンツのことをよく考えていなくてはいけませんし、聴講者にどんな態度変容を起こして欲しいのかまでしっかり考えたうえで、話す内容を一語一句準備しておく必要があると感じました。6分間では途中で修正などできませんから。

事前のプレゼン指導も非常に役に立ちました。それも含めて、イベント全体に「プレゼンターを際立たせていい結果が出せるようにしよう」という協力体制が整っている気がしました。「一緒に成功させましょう」という気持ちが感じられて、いいイベントだなあと思いました。

当社は今年の5月と8月の2回に参画したのですが、実は2回とも、午前と午後の登壇でプレゼンの内容を微妙に変えたんです。ABテストではないですが、盛り込むワードの選び方や表現の仕方を変えたりしながら、聴衆者の反応やその後の商談への影響を見るようにしています。そういうことを試せる楽しさもありましたね。

ピッチ後のホットな状態で来場者のみなさんとお話できるのも、このイベントならではです。商談の場で相談される内容は非常にピンポイントで具体的なことが多く、来場者のみなさんが「何か情報を持って帰る」という明確な目的で参加されていることもよくわかりました。

Meetsをもっと活用し、業界地図を塗り替えていきたい

具体的な成果としては、8月末時点で見込み顧客数が58件、そのうち3件の受注に結びつきました。まだまだ継続中のものもたくさんあるので、今後も期待したいです。そもそも広告を打ったとしても、この期間でこれだけの顧客数・受注数は難しいと思うので、効率もかなり良かったといっていいでしょう。

「pipedrive」のように、まだまだ認知度が低いプロダクトの場合、なかなか指名検索は期待できません。その前段階、まずはどうやって認知させるのかが重要になります。「Meets」で感じたのは、いかに興味や関心を持つ方との出会い・接点を作っていけるか、そこにフォーカスを当てる必要があるということです。その点でいえば、このイベントに参加したことは間違いなかったですね。

我々が今後目指したいのは、日本のSFA/総合型マーケティング支援市場の業界地図を「pipedrive」で塗り替えていくことです。「pipedrive」はナショナルクライアントはもちろん、コスパが優れていることからも、中小企業にももっと使ってもらいたいと思っています。SFAの市場においては、シェア1位と2位では5倍近い開きがありますが、「pipedrive」を含む総合型マーケティング支援市場については、そこまでの絶対王者はまだいません。もっとたくさんの中小企業に使っていただき、シェアを取っていければと真剣に考えています。

世界では、日本の労働生産性の低さがよくいわれますが、その足を引っ張っているのが中小企業の生産性の悪さです。「pipedrive」がそれを改善していくことが、日本全体の課題解決にも繋がっていくはずですし、そのためにも「Meets」という場を通じて、たくさんの人に今まで以上にアプローチしていきたいと考えています。

新しいスタイルの
ビジネスピッチイベント「Meets」

営業機会を生み出すことは多くの労力を要します。
同時に購入者にとっても、あふれる情報の中から必要なものを見つけ、
比較検討することは、非常に多くの時間とリソースが必要となります。

「売る側も買う側にも効率的に成果につながる出会い」を提供できないか。
それを実現するのが「Meets」です。

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