interview05

情報感度の高い参加者に直接アプローチ。
市場の“当たり前”を変えるリファラル採用支援サービス

<お話を伺った人>

株式会社リフカム
代表取締役

清水 巧

「採用を仲間集めに。」をミッションに掲げ、
リファラル採用を加速させるサービスを提供

当社はリファラル採用を活性化するクラウドサービス「Refcome(リフカム)」の開発・運営を行なっています。採用を人事だけでなく「社員みんな」が行うものにしたいという思いから、リファラル採用の事業領域に着眼し、そのための支度支援を行なっています。

リファラル採用には、「社員が声掛けする」「声が掛かった友達が興味を持ったらエントリーする」「採用決定する」の3つのステップがありますが、「Refcome」を活用すれば、人事が把握しにくいといわれる「声掛け」部分の促進が可能となり、加えてリファラル採用の浸透度合いを数字で可視化し、進捗管理することが可能です。

さらに紹介する社員側の視点で言えば、紹介したい友達にスカウトを送るようなアクションをするだけで声掛けが完了するため、従来のリファラルの工程で発生する、友人の意思確認や、履歴書の受け渡し、募集ポジションの説明...などの手間が省けるため、協力社員の工数も大幅に減ります。

お問い合わせいただく企業には、自社でリファラル採用を行なってみたが手間がかかることや、成果が見えにくいという何らかの課題を持っているケースが多いです。また、採用目標に対しての未達が続くのを何とかしたいというご相談をいただくことが増えています。

中でも直近で需要が大きいのがアルバイト・パート領域です。ママ友同士を紹介し合ったり、外国人スタッフが友人に声をかけるケースが増えています。もう一つ、急成長中のベンチャーや社員数300人規模くらいまでの中堅規模の企業にも導入をいただき、カルチャーとスキルがフィットした人を集められる点がご好評をいただいています。

実際にリファラルを通じて1,000人規模の採用を行なった事例も出ていて、「数」の面で満足していただけるケースが増えています。また、リファラル経由と媒体経由とで入社3カ月後の定着率を比べた時に、5倍近い差がでている事例もあり、採用した人材の入社後の「質」の部分でもご満足いただけています。

Meets参加の決め手は
リフカムの長期的な戦略とMeetsのターゲットが合致したこと

採用市場において「応募が来るだけで嬉しい」と考える企業はまだまだ多いです。でもそれだけでなく、「入社後に辞めない人材を採用する」ことや「人が辞めない環境を作る」ことを重視する世の中に変えていきたいというのが、我々の思いです。

そのためにどうやってサービスをPRしているか。短期的にはサービス業を中心とするアルバイト領域やベンチャー企業にアプローチし、いい人材がコストを抑えて採れることを伝えています。

長期的な戦略としては、リファラルはカルチャーにフィットし、定着率も高く、パフォーマンスの高い人材が採用できる全体最適の手法であることをより広く発信していくことで、「リファラルはイチ採用手段ではなく、もっと大きな世界観を作れるものである」ということを伝えていきたいと考えています。

Meetsへ参加したのは、まさにその戦略と合致したからです。我々の仮説として、Meetsの来場者は、普段から「Eight」を使っていることからもわかるように、一定以上のリテラシーを持っている人たちだと考えていました。我々が伝えたいリファラルの重要性の部分まで、しっかり理解していただけるのではないかと思ったのです。マーケットをリードしていくようなイノベーターの方々に会えそうだ、ということですね。

結論から言うと、そこにはすごく満足しています。講演会などでは毎回、来場者にリファラル採用を知っているか聞くようにしていて、認知度は3割程度ですが、Meetsでは9割以上の認知がありました。

経営レイヤーの決裁者や温度感の高い人など、リードの「質」にも満足

実際に商談にも立ち会いましたが、決裁者の方が多く参加されていた点もよかったですね。経営レイヤーの方と、経営課題から逆算して採用はどうあるべきかという話ができ、HR全体の最適化の話などでもとても盛り上がりました。

「リファラルをやれる環境から整えたい」というような目先の課題というよりは、本質的な部分から話ができた商談が多かったです。予想通り温度感が高い人と出会えて、「わかっているな」という感じで話ができました。

通常の我々の営業だと、2次提案後に受注となることがほとんどなのですが、今回はプレゼンの後に商談できる流れだったので、いきなり2次提案からスタートできた点もよかったと思っています。先ほどリファラル採用のマーケットについてお話しましたが、従業員規模が1,000名以上の企業と商談し案件化するという嬉しい成果もありました。

プレゼンの6分という時間も、僕にはちょうどよかったですね。来場者を飽きさせず、当社の強みや特徴についてもしっかり伝えられたと感じています。

ゆくゆくは「組織作りに欠かせないサービス」に育てていきたい

僕たちのミッションは「採用を仲間集めに」することです。今の日本の採用市場は、媒体を使うか人材紹介にお願いするかの2択で、その市場規模は1.2兆円です。リファラル採用はそのうちの1億円にも達していませんが、ゆくゆくはこの3分の1を占めるまでに、「refcome」をスケールさせていきたいです。

その結果、求人媒体や人材紹介で人が採れないからリファラルを活用するのではなく、まずは自社の社員に相談して、リファラルで採れなければ他の手段を考えるという、今とは逆の流れにしていきたいと思います。

「君に合う会社だから一緒に働こう」と信頼する友達に声をかけていける世の中になれば、今以上に働きがいを感じる人が増えるに違いありません。少なくともミスマッチは今よりも減るでしょう。

今はリファラル採用と社員のエンゲージメントを可視化するサービスの2軸で事業展開していますが、今後はその幅をもっと広げていきたいですね。例えばリファラルの前段階として、声を掛けたいと思える人をタレントプールとして進捗管理できるようなサービスや、社内のエンゲージメントを上げるための具体的な施策がわかるサービスなどもあったら面白いかもしれません。

ゆくゆくは「組織作りに欠かせないサービス」として認知されるように育てていければとも考えています。いい仲間が集められ、スケールアップする際に企業文化の維持ができ、組織の健康診断としての働きかけや、活躍できる人材を増やすこともできる...。組織を作るうえで「Refcomeがないと困る」と言われるようなサービスにしていきたいです。

新しいスタイルの
ビジネスピッチイベント「Meets」

営業機会を生み出すことは多くの労力を要します。
同時に購入者にとっても、あふれる情報の中から必要なものを見つけ、
比較検討することは、非常に多くの時間とリソースが必要となります。

「売る側も買う側にも効率的に成果につながる出会い」を提供できないか。
それを実現するのが「Meets」です。

TOP