interview01

すべての働く人にスポットライトを当てる、
ピアボーナスシステム。
思いを伝えるピッチで共感と商談を獲得

<お話を伺った人>

Unipos株式会社 代表取締役社長

斉藤 知明

ミッションは
「すべての働く人にスポットライトを」

当社が運営している「Unipos(ユニポス)」とは、感謝の言葉と一緒に、従業員同士で少額の成果給を送り合うためのサービスです。日々の仕事への貢献に対して、オープンな場でお互いに少額のボーナス(ピアボーナス)をポイントとして送り合うことで、お互いを知り、信頼関係を築き、より強い組織を作っていただくのが目的です。

それぞれがもらったポイントは蓄積され、1ポイント1円〜5円という会社が決めた金額で給与として振り込まれます。また、お弁当と交換など独自のインセンティブで支給されている導入企業様もいます。基本給、成果給に次ぐ「第3の給与」として、直接還元されるというのがピアボーナスの特徴です。社内には、なかなか見えづらい貢献や活躍が何かしらあると思います。目に見えない成果に対して「ありがとう」という気持ちでコーヒーを1本渡す感覚で、会社が代替してボーナスを支給してくれるというわけですね。

会社にとっては当然、金銭の授受が発生すれば負荷がかかります。しかし「Unipos」は、本来なら上長が行う俸給の決定を従業員に権限委譲し、社員の自主性を促すもの。そして、送っても受け取っても嬉しいため継続します。人事・総務の方の負荷は最小限に留めた形で組織内の相互理解が進み、結果的に強い組織になるという価値が生まれるのです。

社員間の感謝とつながりを
大切にしたい。
理念と思想から生まれた「Unipos」

この「Unipos」は、元々は社内ツールとして作ったものでした。縁の下で会社を支えてくれている人たちの貢献に対していかにスポットライトを当てるかを考え、開発しました。それを他社の経営者の方に話したところ、「うちでも使いたい」と言っていただいたことで商品化しました。

2018年5月時点で導入実績が100社を超え、9月にはピアボーナスの流通額が100億円を超えるまでに成長しています。

導入先は幅広く、当初はITベンチャーが中心でしたが、最近は創業100年を超える老舗企業や、大手企業とその子会社、内勤の人が多いサービス業や店舗での導入も増えています。お客様に対してホスピタリティを発揮しなければならない業務に携わる企業様が、自社内の連携を密にしていくためにご検討いただくケースが多いですね。

やはり従業員同士のコラボレーションや感謝の気持ちというものは忘れてはいけないものです。その繋がりがあってこそ、初めて新しいトライアルができ、協力関係も加速するのだと思います。こうした当社の理念・思想に共感していただき、「Unipos」に興味を持っていただける企業が増えているのは、すごく嬉しいですね。

たった1日で商談20件。
「Meets」は思いを伝えらえる場所

今回「Meets」に参加させていただいたのも、ピッチと商談という場を通じて、サービスを知っていただくだけでなく、当社の理念や思想をきちんと伝えていきたいと考えたからです。

他のイベントと比べてわかりやすいと思ったのは、「商談」がKPIになっていること。それに「商談に来てくれるのは私の話を聞いて興味を持ってくれた人」という前提があったので、通常行っているお問い合わせをいただいてからの商談と同じことが、より効率よくできるのではないかと考えました。

「Unipos」は、話を聞いてすぐに導入を決定するプロダクトではないと考えています。導入にあたっての調整も必要ですし、人事労務に関するものや福利厚生のサービスの多くがそうであるように、費用対効果が見えにくいからです。しかし、先ほどお話ししたように、当社の思想に共感いただくことを大切にしていますから、たくさんの方に伝えられる機会があることが非常に重要なんです。

その点、6分間のセールスピッチの中では、課題感や提供したいベネフットだけでなく、我々の思想についてもお伝えすることができ、多くの方々に反応をいただきました。商談の16枠は全て埋まり、いただいたリスト経由で話が進んだ企業もあったので、合計で20社ほどとの商談が実現しています。早い企業では1カ月ほどで案件化し、オンゴーイングの企業も数社あり、非常に満足できる成果です。

ターゲットに合致したリードが続々

他のイベントや広告経由で出会うクライアント様と比べ、検討いただくスピード感はそれほど変わらなかったです。商談に入ってからの違いもそれほどありませんでした。ただ、然るべき決裁者が自社に何か取り入れたいというマインドをもって来場されているので、通常の「インサイドセールスが社内でナーチャリングして、いつとも知れずやっとコンバーション化して商談がスタートする」という一連のフローがありません。既にステージセットされているというのが「Meets」の素敵なところだと感じましたね。

それに、今回の来場者のような、話を聞いて検討したいという方と、事前にアポが決まっていてある程度準備を整えた上で来てくださる方との差がそんなにないということは、すごいことだと思います。それだけ確度の高い方々が来場されているということですし、集客をきちんとしていただけているんだなと感じました。

普段は部長・課長クラス以上の方との商談に絞らせていただいているのですが、その点でもリードの質には非常に満足しました。サービスの性質上、社員が一人の職場や従業員数が30名未満の企業様だと案件化しにくいのですが、そういったケースもありませんでした。8割から9割は当社のターゲットに合致していたので、当社に適したイベントだったと思います。

ピッチでは、来場者の方も1タームあたり100人程度なので、地声でも届くくらいの程よい広さで、皆さんの顔も見えましたし、話しやすかったですよ。後で商談ができるというスキームがあったので、細かい説明は一切省くことができるのもよいですね。伝えたいことだけを話せばよかったので、もしかしたら6分間という持ち時間はもう少し短くてもできたように思います。いずれにしても、自分たちのことを見つめ直すいい機会になりました。また、商談の場所も、堅苦しい密室のようなところではなく、リラックスして商談できるような工夫がされている空間であったこともよかったですね。

繰り返しになりますが、Meetsは「Uniposのミッション、ビジョンに共感してもらった企業で活用いただきたい」という願いにとてもマッチした企画です。質の高いリードの獲得、営業工数の削減など成功体験に再現性があるので、次回のMeetsにも是非参加したいと考えています。イベントとサービスを通じて、我々の思いをもっと多くのビジネスパーソンに発信していきたいですね。

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