兼松サステック株式会社

「攻めの採用」に転じ、これまでに出会えなかった希少人材の採用に成功

最も魅力に感じた機能が会社名検索です。これがあれば、業界の経験者にピンポイントかつダイレクトにアプローチができます。

兼松サステック株式会社
目的
  • 入社後のミスマッチをなくし、早期戦力化が期待できる優秀な人材の採用
課題
  • ニッチな業界のため、従来の採用手法では応募数を確保できなかった
効果
  • 攻めの採用を実現できた
  • 即戦力として期待できる所長候補の採用に成功した

「技術で社会をサポートする」という企業理念のもと、木材保存処理・地盤改良・監視カメラの3分野で事業を展開する兼松サステック株式会社。1934年の創業以来、一貫して「社会にいいこと」、「地球にいいこと」を追求し、さらなる企業成長を目指しています。従来の採用手法で思うような成果が出なかった兼松サステックは、「Eight Career Design」をどのように活用し、求めていた人材を採用することができたのか伺いました。

<お話を伺った方>
CCTVシステム事業部 東日本営業部長 佐藤創様

より多様になる監視カメラのニーズと用途

当社では大きく3つの事業を展開しています。1つ目は安心して暮らせる家づくりを地盤改良で支える「ジオテック事業部」、2つ目は木材の防腐・防蟻処理によって長期有用化につなげる「木材・住建事業部」、3つ目は私が所属する監視カメラの販売・設置工事・メンテナンスを行う「CCTVシステム事業部」です。

昨今の防犯意識の高まりから、今では街中の至るところで監視カメラを目にしますが、まだ監視カメラを見かけることが多くはなかった約20年前からCCTVシステム事業を行っています。また、監視カメラの用途も多種多様で、防犯目的だけではありません。例えば、イベント会場内での密を避けるために、カメラで会場内の人数をカウントし入場制限を行う目的や、カメラで男女・年齢を識別し、店舗マーケティングを目的として活用するなどお客様の幅広いニーズにお応えしているのが当社の特徴です。

約20年前から監視カメラの販売・設置工事・メンテナンスの事業を行っている。

従来の採用手法では応募が少なく、採用できても定着につながりづらかった

それまでの採用手法は、まず人事部が求人媒体や人材紹介会社を使って募集を行い、応募者の中から書類選考を行った後に、配属予定の事業部責任者が面接を行うという流れでした。CCTVシステム事業部の営業は、単に見積もりを出すだけでなく、提案時には設計にも携わりますし、設置工事の立ち会いからメンテナンスの一次受けなど、幅広い行動領域が必要となる職種です。このため、監視カメラを取り扱ったことのある営業経験者を募集の必須条件としています。

ところが監視カメラ業界は非常にニッチですし、ましてや経験者となるといくら求人媒体や人材紹介会社を使っても、そもそもの応募がとても少ないという問題がありました。求人媒体の場合、募集から1週間程度は少ないながらもそれなりに応募は来るのですが、その間に他社の求人情報がどんどんと更新されますので、自然と当社のものは見つけられなくなり、掲載1週間後にはパタンと応募が止まってしまうような状況でした。

また、人材紹介会社は、やはり多くの企業と求職者を相手にしていますので、綿密な連携が取りづらく、人事部経由で質問をしても詳細な情報を得ることが難しく、書類選考後の事業部面接では、少ない候補者の中から次のステップに進む人材を選定するしかありませんでした。

事業部面接が終わると次に役員面接に移りますが、役員としては事業部の責任者が通した人材ということで、よほどの理由が無い限りは役員面接も通過し、採用に至ることがほとんどでした。つまり、事業部としては実質1回の面接で候補者のこれまでの経験・スキルを聞き出し、当社で活躍してくれる人材であるかを見極めなければなりませんでした。当然のことながら、たった1回、約60分の面接でお互いの理解を深めるのはとても難しいことです。それでも、新たな人材は喉から手が出るほど欲しい状況でしたので、ある程度の幅をもたせた上で役員面接への通過判断していた状況でした。このことで双方の理解不足によるミスマッチが起きてしまい、入社後1年も経たないうちに離職者が数名出てしまう事態が起きていました。

転職市場にいない人材にも、ダイレクトにアプローチができる

私としては募集から面接までの採用プロセスを人事部に一任するのではなく、事業部が主体となって募集の段階から採用に携わらないと、いつまで経っても求める人材の採用は実現できないと考えました。その時、個人で利用していたEightからの通知で「ダイレクトリクルーティングサービスを始める」という情報を得ました。ダイレクトリクルーティングという言葉はその時に初めて知ったのですが、興味を持ち「Eight Career Design」のサービス資料を見たところ、「これからの採用は、求職者からの応募を待つのではなく、企業から求職者にダイレクトにアプローチしていく時代」と書かれており、まさに私の考えと合致すると強く共感しました

採用を人事部だけに任せていると、事業部としてはどうしても受け身にならざるを得なくなります。なぜこんなにも応募が少ないのか、もっと良い方法はないのかと文句ばかり言っているだけでは何の解決にもなりません。だからこそ、企業側から求職者に歩み寄っていくダイレクトリクルーティングは、当社のこれからの採用に必要不可欠になるのではないかと思いました。

「Eight Career Design」で最も魅力に感じた機能が会社名検索です。これがあれば、監視カメラ業界の経験者にピンポイント、かつダイレクトにアプローチができます。そうすれば、事業部として求める人材に近い候補者を見つけることができ、優秀な方だった場合には通常の採用プロセスに進んでいただく流れをつくることができます。「Eight Career Design」を利用すれば、事業部と人事部が一枚岩となって攻めの採用を実現できると思い、導入を決めました。

候補者の熱量と本気度を高めるため、スカウト文で仕事内容を詳細に伝える

CCTVシステム事業部の営業は提案・設計・設置工事立ち会い・メンテナンスなど多岐に渡る行動領域が必要となるため、まずは会社名検索を使って、近い業界の人材から探すことにしました。そこである程度の数の候補者をピックアップした後に、検索条件を緩めて、さらに候補者の数を増やしていきました。

「Eight Career Design」を使えば候補者の転職意向度がわかりますので、「今すぐ」という状態の候補者にはすぐにアプローチするようにし、「1ヶ月以内に」や「良い話があれば」というように転職意向度に応じてアプローチする順番を決めていくようにしました。そうすれば、優先順位をつけながらも多くの候補者にアプローチできると考えました。

私はこれまで営業畑一筋で来ましたので、採用ノウハウは持ち合わせていません。スカウト文を作成するにあたり、ありのままの事業部の姿を見せようと考えました。そこで仕事内容を事細かく長文で記載し、最後に「これらの仕事に対して、あなたのどのような経験が活かせるかをご返信ください」という文面で締めるようにしました。もちろん、金銭面などの条件がわかっていないと候補者側も真剣に取り組めないと思いましたので、「質問があれば何度でもやり取りを行い、納得した上で回答を返信してください」という文言も付け加えました。

その結果、お互いの顔さえもわからない状態であるにも関わらず、熱量と本気度、さらに細かな経験やスキルを長文で返信してくれた候補者が数名いました。これまでは面接の段階で相手の詳細な経験やスキルをしることができたのが、「Eight Career Design」導入後は、候補者と会う前からこれらの情報を把握できるようになりました。

転職市場では希少な、即戦力の所長候補を採用することができた

その後に通常の採用プロセスに進んだ候補者の中から1名を採用することができました。実はその方が、近い将来のCCTVシステム事業部の所長候補になり得る優秀な人材でした。スカウトでのメッセージやり取りでも、こちらからの文章よりもさらに長い文章で回答してくれ、スキル・経験だけでなく熱量も申し分のない方だと思っていました。近い将来、所長になってくれそうな人材ということで、1人分の営業強化にとどまらず、事業部全体の営業強化につながる期待を持つことができました。面接に同席した人事も「すごい人が来てくれましたね」と喜んでいました。今後の組織活性化にもつながる優秀な人材を採用することができて本当に嬉しく思っています。これも「Eight Career Design」を使って、事業部と人事部が一枚岩となって採用を進めることができたからこそだと思っています。

今後も事業部として、採用に当たり前のように携わっていきたいと考えています。「Eight Career Design」のサービス資料に書かれていた「これからの採用は、求職者からの応募を待つのではなく、企業から求職者にダイレクトにアプローチしていく時代」という言葉は、まさに当社に必要な採用戦術だとあらためて強く認識することができました。これからも攻めの採用を続けていき、組織を継続強化していきたいと思っています。

※インタビュー内容は、2020年12月2日時点のもの

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