社内の名刺をデータ化・共有し、部門横断的なデータベースを構築。 提案力、組織営業力、企業競争力の強化を実現し、不動産業界の中で圧倒的な存在感を出していく

南青山リアルエステート株式会社

不動産の売買・賃貸・管理業を行い、居住用物件から事業・投資用物件まで、幅広い物件を取り扱う不動産会社。東京23区内の物件を中心に取り扱う「都心の専門店」として、国内のお客様はもちろん、海外のお客様からの問い合わせも多く、英語・中国語にも対応できる体制を敷いている。また、東京本社以外に、台湾と香港にも支社を構えている。

南青山リアルエステート株式会社
社名
南青山リアルエステート株式会社
事業内容
売買、賃貸、売買仲介、賃貸仲介、管理業務、建築工事、コンサルティング
設立
2010年
従業員数
約20名
URL
https://www.ma-r.co.jp/
目的
提案力、組織営業力、企業競争力を強化し、企業成長を加速させたい
課題
お客様へのアプローチ方法や提案内容が、営業によって属人化していた
若手メンバーが、ゼロベースの状態からお客様と関係構築するのに時間がかかっていた
非効率なアナログ業務によって、本来時間をかけるべきお客様へのコンタクト業務に十分な時間をかけられなかった
効果
提案時に活用できるデータベースができたことで、お客様の事業規模や特性に合わせた最適な提案ができるようになった
お客様へのアプローチ方法やその後の関係構築に対するハードルが下がり、若手メンバーの早期戦力化につながった
非効率なアナログ業務を削減できたことで、対外的な成果を得るための業務に集中できる環境が整い、組織営業力と企業競争力の強化につながった

<お話を伺った方 >

総務部 システム管理課 ご担当者様

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不動産、建築、サービスの提供で人や街に豊かさを与えるとともに、日本の誇れる文化を世界に伝える

■南青山リアルエステートについて

不動産の売買・賃貸・管理業を行い、居住用物件から事業・投資用物件まで、幅広い物件を取り扱っています。東京本社を中心に、台湾・香港に支社を置き、国内外問わず多くのお客様からのご要望にお応えしています。特に2020年の東京オリンピック開催が決まって以降は、東京の不動産に対する注目度がこれまでよりもさらに増しています。

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当社としては、不動産、建築、サービスの提供で人や街に豊かさを与えるとともに、これらを通じて日本の誇れる文化を世界の皆さまにお伝えしていきたいという強い信念を持って、事業を展開しています。

いかにアナログ業務の時間を削減し、対外的な成果を得る業務に時間を充てられるかが重要だった

「Eight Team」に目を向けた理由

お客様へのアプローチから、ご契約に至るまでの営業活動をよりロジカルに行い、知識や経験などといった個人に依存しない提案力を組織全体に浸透させたいと考えたからです。当社の経営方針のひとつに「お客様・全社員・関わる全ての人の満足を追求する」という項目があります。全社員が自信と誇りを持って、常に全力でお客様に価値提供できるような環境をつくりたいという、当社代表の強い意向がきっかけでした。

元々、当社代表や営業部長をはじめとする幹部数名が個人向けの「Eight」を使っており、スマホで名刺を撮るだけで正確に自動データ化できる点や、名前・会社・部署・役職で検索できて、すぐに得たい名刺情報にアクセスできる点など、その使い勝手の良さを熟知していましたので、企業向けプレミアムの存在を知り、迷うことなく導入を決めました。

今では営業だけではなく、バックオフィスも含めて部門横断的に活用している

■「Eight Team」の活用方法

利用頻度で考えますと、やはり現場で多くのお客様や仲介業者、デベロッパーの方と接触する営業がメインになりますが、営業以外のバックオフィスも含めて東京本社にいる全社員が利用しています。営業は新しい方と名刺交換をしたらその都度、名刺情報をスマホで取り込んでデータ化しています。また、私のようなバックオフィス部門も、クラウドアプリを提供している企業の方との接触や、情報収集を目的とした展示会に参加した際に、多くの方と名刺交換を行いますので、その際に取り込むようにしています。

以前に別の名刺管理システムを使っていたのですが、名刺情報をスキャンするのに、最大10枚まで名刺を並べられる複合機を使って取り込む必要がありました。これが思いのほか手間と時間がかかるため、名刺情報の取り込みがどうしても後回しになってしまい、スピーディーな運用が実現できませんでした。一方で「Eight Team」の場合は、名刺情報がスマホひとつで読み取れますので、スピーディーに名刺情報のデータ化を行うことができます。名刺交換をしてすぐに名刺情報をデータ化できる環境が整ったことは、部門横断的に「Eight Team」を活用できている要因のひとつと考えています。

加えて、「Eight Team」導入前は、当社代表や幹部の一部しか「Eight」を使っていませんでしたので、「Eight」を使ったことのない社員が使いこなせるようになるまでには、相応の時間がかかるかなと思いましたが、スマホひとつで正確かつスピーディーにデータ化ができるという利点のおかげで、導入してすぐに全社員が活用できる状況になっていました。これだったら、長く使えるなと確信しましたね。

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提案力、組織営業力、企業競争力の3つが強化され、企業成長が加速

■「Eight Team」導入で得られた効果

大きく3つあると考えています。

1つ目は「お客様への提案力が強化」できたことです。

それまではお客様へのアプローチ方法は属人化されていて、例えばお客様がまだ情報収集段階であっても、お客様の考えやご要望を深くお聞きしないまま、物件のご提案を行ってしまうケースがあったのですが、「Eight Team」導入後は、お客様ごとにアプローチの方法を変えるなど強弱がつけられるようになり、お客様に合った最適な営業活動が行えるようになりました。具体的には、「Eight Team」に名刺情報を取り込む際に、業界ごとのラベル付けを行い、CSVダウンロードしてデータベース化させます。この内容を元に、当社実績データと照らし合わせて、業界や事業規模、関係性に合わせた最適なアプローチを誰もが行える環境をつくりました。また、データベースには決裁者が誰なのかといった情報もわかるようになっていますので、迅速にキーマンを捉えることができるようになりました。「Eight Team」で整えた環境は、ご契約に至るまでの営業活動の質を高めることに大きく貢献しています。

2つ目は「若手メンバーの早期戦力化」につながったことです。

1つ目の効果は、若手メンバーにとっても顕著に表れています。不動産という金額の大きい商材ですので、やはりお客様と営業との深い関係性がないとなかなかご契約には至りません。一方で、若手メンバーがゼロベースの状態からお客様と深い関係構築を行うには、やはり時間がかかりますし、特に他業界からの転職も多いため、そもそも関係構築の前に不動産業界のことを理解することから始める必要があります。しかしながら、大手企業のように潤沢なリソースが無い当社にとって、若手メンバーの育成に多くの時間をかけられるほどの時間と人的な余裕が無いことも事実です。「Eight Team」を導入したことで、お客様とのアプローチ方法からご契約に至るまでのプロセスを、知識・経験がなくてもロジカルに進められるようになったことは、若手メンバーのモチベーションアップにつながり、結果、早期戦力化にもつながっています。

3つ目は「組織営業力が強化され、企業競争力の強化にもつながった」ことです。

営業としては、対外的な成果を得る活動により多くの時間を充てる必要があります。ましてや、大手企業のように潤沢なリソースが無い当社では尚重要です。「Eight Team」の導入によって、既存の社員はもちろん新しく入った社員も、複合機での名刺取り込みや電話番号の手動登録など、アナログ業務にかける時間を徹底削減することができました。その結果、浮いた時間に本来時間をかけるべきお客様とのコンタクト業務に充てることができました。このことで、対外的な成果を得るための活動時間が以前よりも増え、組織営業力が強化されました。

今後さらなる事業成長を達成していくためには、限られたリソースで企業価値の最大化を実現していく必要があります。これには、組織に属する社員全員のパフォーマンスを最大化できる環境をつくることが求められます。「Eight Team」の導入によって、営業を含む全社員の効率的な働き方が実現でき、個々の社員のパフォーマンスアップにつながりました。今後も、全社員が一丸となってお客様への価値提供に努めていくことで、企業としての競争力も増していき、さらなる事業成長につながっていくと考えています。

事業拡大を加速するためのスタートラインに立つことができた。不動産業界の中で圧倒的な存在感を出していくために、これからも「Eight 企業向けプレミアム」を活用して前進していきたい

■今後の目標

「Eight Team」を営業活動にどう活かし、お客様への価値提供につなげていくかについては、まだまだ試行錯誤の段階だと考えています。一方で、これまでの課題であった属人化からの脱却に成功した今、真の意味でのスタートラインに立てたという実感を持っています。ようやく入り口の環境が整いましたので、後はひたすら前進あるのみですね。これからも「Eight Team」を効果的に活用しながら、さらに企業成長を加速させていきたいと考えています。不動産業界の中で圧倒的な存在感を出していくために、当社にとって「Eight Team」はこれからも不可欠な存在です。

※インタビュー内容は、2019年9月17日時点のもの